キラキラしてない私の海外生活。

アラサー女。南半球ニュージーランド住み。IG: _ao357k

【日記】インターナショナルな職場にもお局は存在する。



2週間ほどパソコンからダッシュボードへ接続できず

更新できない日々が続いていたけれど、

今週の半ばから復活したので戻ってきたぜ。

 

 

 

 

最近の仕事はイレギュラーが多発して

とってもストレスフルな毎日。

 

 

そこで考えることがあった。

 

 

A「普段はしっかり働くけど、一人では問題解決ができない。

だけれど、問題解決のために一緒に考えてくれる人間」

 

 

B「普段は全く仕事はしないし、役に立たないけど

何か問題が起きた時は率先して問題解決をしてくれる人間」

 

どっちがいいんだろう。

 

 

 

というのも、職場には

勤続年数が10年近くになる男版お局が存在する。

 

男版お局に当たる言葉が、どうやらないらしいので

「おじさん」と呼ぶことにする。

 

 

そのおじさんは、完全に「Bのパターン」だ。

 

10年も働いてるもんだから、

常連さんの名前、顔、「いつものやつ」を完全に把握している。

 

だけれど、マネージャーなどの役職はついていない

ただの一従業員だ。

 

 

普段は全く仕事をしない。役に立たない。

 

 

店の動き、お客さんの流れが一番見えているはずが、

忙しくスタッフがテンパっていれば、

声をかけリラックスさせるわけでもなく

一緒になってテンパっている。

 

 

他のスタッフが他の対応に追われ、

お客さんが待っている状態をチラ見だけして

別のお客さんと席に座って談笑。

 

 

一瞬で修復可能な些細なミスを犯したスタッフに対し

頭を抱えてため息をつく。

 

 

ただ、システムに問題が起きれば

率先して修復にとりかかる。

 

もしクレームが入れば、

お客さんとも仲がいいし、

話がうまいのでなんとかお客さんの機嫌を取る。

(その方法は他スタッフを蔑む言葉を使うのでなんとも言えないが)

 

 

どうやら、それで今まで店を回してきたようだ。

 

 

他にも色々やりたい放題ではあるが、

誰も何も文句が言えない。

 

ボスも、おじさんと仲が良いらしく見て見ぬふり。

 

10年も放ったらかしにしていたもんだから

今更誰も何も言えない環境を会社が作り上げてしまった。

 

 

 

しかし、このBパターン

「普段は全く仕事はしないし、役に立たないけど

何か問題が起きた時は率先して問題解決をしてくれる人間」は

トラブルが起きた時に、大変役に立つ。

 

トラブルは時として大きな損失を生む。

それを考えると、Bはとても重要な役柄だ。

 

 

Bにも良さがある。

 

 

だけれど、Bパターン

よく考えてみれば、長く働けば誰でもなれる。

 

 

長く働けば、嫌でもお客さんの顔は覚える。

カフェチームに復帰して1ヶ月も経たない私でさえ

すでに何人かのお客さんの顔、名前、「いつものやつ」は覚えている。

 

 

トラブルが起きてお客さんへ影響が及んだ場合、

もちろんお客さんとの関係性ができていて、

話がうまければ機嫌をとりやすく、クレームへ発展しにくいだろう。

 

 

だけれど、誠実さと迅速な対応ができれば

普通大抵の人は理解を示してくれるし、

そこを評価して常連客になってくれる人を見てきた。

 

 

それができるのはパターンAの

「普段はしっかり働くけど、一人で問題解決はできない。

だけれど、問題解決のために一緒に考えてくれる人間」じゃないだろうか。

 

 

もちろん一人で問題解決できれば嬉しいが、

チームで働く以上、一人でできなくてもいい。

 

一人で問題解決ができなくても

一緒に考えることができるのは

チームの力としてかなり貴重だ。

 

 

 

その上、おじさんの良さはとても短期的なもので

その効果は1日の営業時間内のみだ。

 

おじさんが仕事に来る限りは

店にとっても、会社にとっても良い効果がある。

 

しかし、おじさんがこの店から去れば

損をするのは会社、残された人たちだ。

長期的な目線で考えた場合、あまりいい効果はない。

 

 

というのも、パターンBの人間は

何故か自分の知識やスキルを周りに拡散しない。

 

特におじさんは、

お気に入りのお客さんを自分だけのものにしたい。

 

トラブルが起きて解決出来でも

どうやって解決したのか質問しても教えてくれない。

 

「もう大丈夫だから仕事に戻って」としか言わない。

 

 

困ったもんだ。

 

 

これは完全に

「同じ場所で長く働き過ぎた場合」の典型的ダメなパターンだ。

 

 

お客さんからは

「おしゃべりでフレンドリーでサービス精神旺盛なおじさん」と評価され、

 

同僚たちからは

「喋るだけで仕事をしない。好き勝手するおじさん」と評価される…

 

 

 

私たちが忙しく止まることなく働いている目の前で

ゆったりとお客さんと同じ席に座りおしゃべりをする…

 

 

それはとても不思議な光景だ。

 

 

 

現在、私たちのチームはリーダが不在だ。

 

同僚たちは、新しいリーダーに期待している。

「新しいリーダーが変えてくれる」と信じている。

 

 

だけれど、私はそれにあまり乗り気ではない。

多分、変わらない。

 

変わっても微々たるものだろう。

何故ならば、パターンBにも表面的な良さがある。

 

うまく使えば、使い物になる。

 

それなら、ある程度好き勝手させたまま

うまく利用する方法を選ぶ気がする。

 

おじさんを根本的に変えようとするリーダーが来たとすれば

きっとその力は私たちへも大きく影響してくるだろう。

 

改革に近いものになると思う。

 

 

保守的で昔からのやり方を大切にするこの職場で

「改革」という流れが起きれば

きっと今のバランスも崩れ

「前の方がよかったのに…」という声が聞こえてきそうだ。

 

 

 

 

「何か私にできること…」という考えもない。

 

「海外だから意見を…」というのもあるかもしれないが、ない。

少なくともニュージーランドでは日本同様に空気を読むところがある。

 

おじさんに面と向かって

「なんで仕事しないの?」「なんで忙しいのに座ってんの?」なんて言うやつはいない。

 

 

それに加えて、私はこの職場で長く働く予定はなく

近々異動の可能性もあるので穏便に過ごすのが第一目標だ。

 

 

あまり深入りして

縛り付けられるのも困ってしまう。

 

 

 

 

 

と、久しぶりにブログを書いてみたら

やっぱり愚痴になってしまった。

 

次はなんだか明るいこと書きたいな…

 

 

 

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